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ジャニーズ事務所の性被害に対する会見から今後の海外進出について考察

元ジャニーズ Jr.の男性が

在籍時に前代表のジャニー喜多川氏から

性被害を受けたと記者会見を催して告発しました。

 

記者会見

 

会見を受けて、ジャニーズ事務所が発表したコメントがコチラ。

 

「弊社としましては、2019 年の前代表の死去に伴う経営陣の変更を踏まえ、

時代や新しい環境に即した、社会から信頼いただける透明性の高い組織体制

および制度整備を重要課題と位置づけてまいりました。

本年 1 月に発表させていただいておりますが、

経営陣、従業員による聖域なきコンプライアンス順守の徹底

偏りのない中立的な専門家の協力を得てのガバナンス体制の強化等への取り組みを

引き続き全社一丸となって進めてまいる所存です」

 

この根本的な内容には一切触れていないに近いコメントを受けて、

あなたはどう感じるでしょうか?

 

このコメント以外に関係先に送られた文書もあるようです。

 

「ジャニー喜多川が既に故人であることに起因して

全ての事実を確認することが難しい状況である」

 

とした上で、

 

「私たちは本件につき、問題がなかったなどと考えているわけではございません」

 

「現時点では問題は確認されていないものの、

社内でのヒアリングのため十分であるとは考えていない」

 

などと説明しています。

 

会見の数年前からもジャニーズ事務所に対しての性被害の告発はあった


2020 年に設立された「ジャニーズ退所者・被害者の会」により、性被害の告発
が相次いでいます。

 

この会は、

「ジャニーズ事務所や関連会社の上層部や弁護士、編集者、マネージャーなどによる、退所を迫るような嫌がらせや圧力、不当な契約内容などの被害を訴え、共同で解決策を模索する」

という趣旨のもと設立されたものです。

 

また、ジャニーズ事務所自身も性被害問題に向き合い、2021 年には「ジャニーズ事務所レポート 2021」という報告書を発表しました。

 

報告書では、事務所内におけるプロフィール作成時の体験などを聞いたアンケート調査結果や

不適切な行為に対する事務所の対応状況などが記載されています。

 

性被害は非常に深刻な問題であり、

被害者の声が世間に届けられることは重要です。

 

被害者が勇気を持って告発することができる環境を整備し

適切な法的手続きが進められることを望みます。

 

今後の展開についての影響はある!?

海外進出

2020 年に発生したジャニーズ事務所所属タレントの性被害疑惑が、

同社のアメリカ進出に大きな影響を与えていると考えられます。

 

アメリカでは、性的虐待やセクシャルハラスメントの問題が深刻化しており、

これに対する社会的な厳しさが高まっています。

 

ジャニーズのタレントが被害者として訴え出ることがあれば、

同社の信頼性やイメージに大きな悪影響が及ぶことが考えられます。

 

また、アメリカにおいては、

タレントのイメージやプライベートについて批判が強い傾向にあります。

 

ジャニーズのタレントが、

日本でのイメージと異なる行動や発言をしてしまった場合、

アメリカのマスコミや視聴者から批判が集まることも考えられます。

 

これらの理由から、ジャニーズにとっては、

アメリカ進出は今後も困難を極めることが予想されます。

 

既に海外展開をしているTravis Japanはもちろん、

SixTONESSnowMan

アメリカでのライブ配信を行うなど、

活動の幅を広げていくことの障害となってしまう対応にはならない事を願います。

 

性被害問題の解決とともに、同社のイメージ改善が求められるでしょう。

 

今回の事件がジャニーズだけでなく

エンターテインメント業界全体に

大きな影響を与えることが予想されますので、

業界全体で取り組みを進める必要があります。

 

被害に遭った方々には十分な支援を提供するとともに、

適切な法的措置をとり、

二度とこのような事件が起こらないように、

業界全体で取り組んでいく必要があると考えられます。